いつまでも受け身でいては・・・
2016/04/17
一昨日、台湾経済セミナーin釧路に出てお話を聞く機会がありました。数年前から釧路と台北でロータリークラブ同士の交流があり今年、釧路の経済人が中心となって釧路日台親善協会を立ち上げたのです。
台湾と日本は1972年に中国との関係で国交を断絶していますが、実際には経済的な結びつきが最も強く国民同士では互いにもっともイメージの良い国となっています。特に4年前に総統になった馬英九氏の対外政策は大陸中国と経済的結びつきを強めると同時に対日政策を最重要視するというもの。札幌に3年前より総領事的位置づけの分処を構え、徐所長のもと年間北海道から台湾への交流人口500万人という明確な目標値を定めて日台の人的、経済的な結びつきを太くする活動を行っています。
台湾は日本とオープンスカイの航空協定を昨年結び、北海道には既に千歳便が定期便で乗り入れていますが、今月より復興航空が千歳以外に旭川、函館、釧路との定期便を開設しました。釧路としては大きなチャンスです。観光関係者にとっては直接台湾からのお客さまの数を増やすチャンスですし、対中ビジネスを求める企業者にとっても現実的なゲートウェイとして多いに期待できるのです。
今回基調講演してくれた方は、台湾外交部亜東関係協会秘書長の黄明朗氏。国交のある国に言いかえると駐日大使館ナンバー2の方です。
この台湾国の動き分かりますか?国を上げて北海道、その中の道東と交流を太くしようとしているのです。国のトップの方針を官民挙げてダイナミックに行動に移している。
一方私たち釧路人の動きはどうでしょうか?せっかくのチャンスを「台湾便が増えたら少しは景気がよくなるかなぁ・・?」的な相変わらずの受け身の姿勢。少なくとも相手がどう考えてこの航空路線開設に至っているのか理解し、絶好のチャンスであると捉えビジネスを進めていく企業者が数多く出てこないといけない。
釧路便はこれまでも新しい航空路線が開設されては搭乗数不足で撤退してきました。台湾便もこのままでは同じ運命をたどりかねないですね。
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乗山徹
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