老舗名店もやっている単価をあげる行動

2011/02/08 2016/04/30

札幌ラーメン発祥の老舗ラーメン店に久々に入りました。

札幌に来ると必ず１回はラーメンを食べるのですが、老舗でもいつの間にかなくなっている店も多く、この店は数少ない残っている名店なのです。麺は縮れ面で挽肉が乗ったこってりしたスープですが、どこか品のある味がいつも期待を裏切りません。

カウンターに座って、「何にしましょう？」と店主、「味噌ください」と私。

ちょっと間を置いて、店主「お客さん、シューマイはつけますか？」。

私「いや、いりません」と返答。

でも朝昼兼用だし、夕食まで時間も長いしと思い、私「やっぱりシューマイ下さい、２個で良いです」とオーダー。

観察していると店主は全てのお客さんにオーダーを取る時に必ず「シューマイつけますか？」と一言加えています。

10人に2人位はシューマイを付けている感じでした。店全体の客単価を上げることに貢献しているのは言うまでもありません。

これって最近の飲食店のマーケティングでは必須項目ですね。餃子やシュウマイは下ごしらえや作り置きしてすぐ出せる状態ですので余計な工数をかけずに付加価値を上げる事ができるのです。

このような老舗でも生き残りのためにきっちりマーケティングをしているんですね。

逆にやるべき事を着実にやっているから生き残る名店で居られるのかもしれません。

北海道釧路市の中小企業診断士＆ＩＴコーディネーター。エクスマ手法でお客さん企業の売上アップを日々指導。沖縄好きで三線唄者「シーサー君」としてピン芸人もやっています。「シーサー君ブログ」で手書き絵ブログを一日一絵一文を更新中！

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