数値を笑う者は数値に泣く

昨日は浜中町農協のモデルとすべき取り組みを書きましたが、成果を上げている組織に共通するのは数字を基準に行動を組み立てている事ではないでしょうか。石橋組合長のお話の中でも基準となる数字が至るところで出てきました。牛乳の中の生菌数が基準値が浜中町産では日本国内の基準値の３分の１以下である点、バルククーラーの温度を常に４℃以下に保つ、餌となる牧草の分析数値、牛乳中の抗生物質の数値、農家毎の目標所得数値設定など全て数値！数値！数値！です。
逆に言うと数値が見えているから優れた品質を証明できる。

一昨日のブログに書いた人口２万人の町に４５０万人の観光客を呼ぶ鳥羽商工会議所でもやはり数値！数値！でした。常に外部からの観光客、宿泊者の入込み数値を目標設定し、その目標達成のためにいかに優れた地域資源を掘り起こしてお客さんに伝える、それを実現するためのお金を外部からお金を引っ張ってきて、具体的に実行していく。

逆に成果の上がらない組織や会社は、数値のぼけてる事、ぼけてる事。やったのかやってないのか分からない、責任も追及しようがない。結果、絵に書いた餅のメニューだけが並んで、何一つ地域を潤すだけの成果があがらない。はっきり言ってこんな組織や会社だらけです。数値を掲げて目標をクリアしていくのは何とも苦しい作業です。でもその苦しい事にあえて挑戦してぎりぎりやり遂げて成果の果実にありつける。
「数値を笑う者は数値に泣く」って事かなぁと２つの事例から改めて認識しました。

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乗山徹

代表取締役 ： ファーストコンサルティング株式会社

北海道釧路市の中小企業診断士＆ＩＴコーディネーター。エクスマ手法でお客さん企業の売上アップを日々指導。沖縄好きで三線唄者「シーサー君」としてピン芸人もやっています。「シーサー君ブログ」で手書き絵ブログを一日一絵一文を更新中！

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