とっても不安
2016/04/17
やっと例年の気候に戻った感じの釧路です。
ネットでもテレビでも尖閣問題を機にした中国各地の反日デモ(暴動)のニュースで持ちきりです。僕は来月、昨年に引き続き商談会に参加のため中国の大連に行く事になっているのでとってもまずいなぁ~と思っています。実は昨年は9月18日が出発だったのですが丁度満州事変の発端となった柳条湖事件の日で行き先の瀋陽で反日の国旗を焼いた騒ぎが報じられたのですが、現地に行くと誰もそんな事は知らないって感じで、ニュースを見ると中国全土でどこでもとんでもない事になっているんじゃないかって思うけどそうではないという事を去年は感じました。
でも、今回のは過去最大規模だっていうし、事の成り行きからいっても、1ヶ月後に騒ぎが収まるかどうかちょっと分からない。
昨年僕が見た700万都市の瀋陽はバブル経済とも言える凄まじい経済発展と貧富の差が同居してかろうじて奇妙なバランスを保っている社会という印象でした。旧関東軍の施設が公共施設としてそのまま使われていて反日教育的な説明書きが入り口に掲示されています。路地裏を日本人一人で歩くのはちょっと怖い感じでした。
かの国が今の危ういバランスのまま突き進むってのは無理だと思うし、暴徒と化した民衆への警察費が軍事費を上回る異常な構造がいつまでも保てるとも思えない。次の主席となる習近平さんは本当に大変な10年になると思います。
今回の騒ぎのきっかけは石原慎太郎都知事が仕掛けた感じですが、背景には沖縄基地のプレゼンスを高めたい米国の意向があるのではないでしょうか?辺野古移転やオスプレイの問題で巻き返しを図り自由に基地を使いたいというのが米国の本音。目と鼻の先にある尖閣で中国との争いとなれば、日米安保で沖縄基地はやはり日本の防衛には重要だという世論になる。石原氏もそこまで深読みして、米国も文句は言わんだろうと確信犯的に仕掛けたのではないでしょうか。
こんな感じで、長期的外交戦略が無いままに他国に翻弄される日本。習近平さんの心配する前に次の日本の指導者の方が大変だ。
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乗山徹
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