鎖国に戻る？

2012/09/19 2016/04/17

中国の反日デモというか暴動は今日は少し収まってきたのでしょうか。丁度１年前に行った瀋陽の日本総領事館では昨日窓ガラスが７０枚割られたとの記事がありました。これを受けてか中国南方航空の新千歳－大連便が１０月末から来年の３月まで休止するとの報。来月の大連での商談会も中止となる可能性も出てきました。道内の観光業界もこれから大きな打撃を受ける事と思います。
中国と付き合う事、投資をする事はリスクが大きい。暴動でモノを壊し略奪をする民度の低い国。メディアのニュースを見てそう思った日本人は多いと思います。僕も同じふうに思いました。では、そんな国と付き合いをやめて投資も引き上げるべきか？
僕はそうは思いません。

隣人が嫌いだからといって引っ越すわけにはいかないのです。相手に出て行けとももちろん言えません。
確かに一昨日書いたようにとんでもないアンバランスな国なのですが、紆余曲折はあっても確実に経済は大きくなりＧＤＰが米国を抜く日が近々来るのです。確かに中国のホテルに泊まるとフェイスブックもTwitterもアメブロも規制がかけられて使えないし、テレビも政権に都合の悪いニュースは報道されない。今回のデモだって相当部分政府のやらせだと思う。町歩いたってマナーもへったくれもない。建設中の高層ビルが至るところに林立しているのは日本のバブル経済の比ではない。
こんな混沌として無茶苦茶な狂気が膨張して暴発する日は近い。それでもこの国は形を変えても転がりながら大きくなって進んでいくと僕は考えています。

僕らが今そしてこれからやるべき事は相手をもっと知ること。相手の歴史を勉強する事。何故、この国はこうなっているんだろう？何故心がすさんでいる（ように見える）んだろう？知った上でまともに向き合って付き合っていくこと。
政府内で以前はあった中国人脈や専門家が今全く居ないそうです。ちゃんと仕事をして欲しいです。鎖国に戻るわけにはいかないんです。

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