人生の春秋を切り取る
2016/04/17
昨日は年5回あるくしろ演劇みたい会の例会で前進座の「あなまどい」を観劇、いや~良かったです。終盤は何回も会場から拍手が湧いていました。
江戸時代のあだ討ちが舞台のモチーフになっていて、幸せな日常が突然破壊され、討つ方も討たれる方もその家族もその日から人生の歯車が大きく狂う事に・・・・34年、物乞いをしながらあだ討ちの本懐を遂げて戻った国でドラマが繰り広げられる。名誉を回復しやっと2人きりになれた老夫婦が江戸への旅立ちをするところで舞台は幕を閉じる。
時代は違えど誰にでも起こりうる話、社会のつまらないしきたりが元で多くの人が不幸になっていく、そんな中で物乞いに身を落としながらも希望を失わない人の強さみたいなものが描かれている。
「あなまどい」とは冬眠前に冬眠用の穴を見つけれないで息もたえだえになっているヘビの事で、ラストシーンで老夫婦が旅の途中で見つけるんですけど、あなまどいのヘビのように人生の最後の方まで良いことがなかったけど希望を持ち続ければ最後に幸せを見つける事ができるって事かなと思います。
直木賞作家の乙川優三郎という人の作品で人生の春秋を切り取ったジワーっと心に沁み入るような舞台でした。
年5回の観劇、最初の頃は付き合いで入会したし演劇なんてあまり興味が持てなかったんですが、回数を重ねる毎にだんだん見方も何となく覚えてきて今では自分にとっては欠かせないイベントになっています。次回11月は俳優座の「12人の怒れる男たち」楽しみだなぁ。
「いいな・・・・」と思ったら ↓ ↓
↓↓ クリックよろしくお願いします
今日もマーケッター藤村正宏師のブログで勉強しよう!
乗山徹
最新記事 by 乗山徹 (全て見る)
関連記事
-
良い本だから売れるわけではない
昨晩は恒例の読書会、先生含め6名が出席。ちょっと分厚い本だったためかいつもより少 …
-
営業マンの憂鬱
「お客さんは見積を出したら必ず他社から相見積を取っていて受注できてもほとんど利益 …
-
楽しく仕事をする奴にはかなわない
楽しく仕事をする奴にはかなわない。僕はいつもそう思っています。 当たり前ですよね …
-
全ては自分起点に
僕は元々、システム屋で顧客企業からITシステム開発を請け負ってシステムを開発して …
-
さくら満開間近
釧路市役所前のさくら、7分咲き位でしょうか。 < 2回クリックするときれいだよ …
-
気付いて、殿~!
経営コンサルタントの仕事の一つに経営状況の厳しい会社を立て直す企業再生という仕事 …
-
「君の名は」は成り立たない
一昨日、小樽のセミナーを終えて千歳空港へ藤村師匠とJRで移動中、スマホ画面を見つ …
-
企画が先か、手紙が先か
先月お聞きした長野県白馬村五龍館女将の中村ゆかりさんの観光セミナーで、たくさんの …
-
悪い心に火が点いたかも
昨晩は釧路市内のバークリスティーズの開店8周年記念でミニライブをやりました。ライ …
-
大変化は大チャンス
先日ホテル業のお客さんとの打ち合わせの中で最近の一番の変化としてネット予約が殆ど …