阿寒湖で討論

2011/02/17 2016/04/30

阿寒湖温泉でカジノ誘致に関する会議をしました。今回は釧路勢は一泊で行ったので朝まで生討論と言った感じで「まちづくり」を本音で楽しく語り合うことができました。

最近「カジノ誘致はどうなったの？」と地元の人から聞かれる事も多いのですが、国会が予算案も通るかわからない状態で空転を続けていてもこの法案が早ければ今年の通常国会で出てくる可能性はあるのです。

この誘致活動を５年くらい続けていますが、時間の経過と共に超党派の国会議連の結成や法案づくり、省庁間の調整など着実に進んでおり、５年前のカジノ誘致と言葉に出すだけで人格を疑われた時代から比べると隔世の感があります。

その間、マカオ、シンガポールに見られるようにアジアにおいてもカジノＩＲ（Integrated　Risort統合リゾート＝複合観光施設）の設置を国際観光戦略の中心におく国家プロジェクトを他国ではダイナミックに進めてきました。

アジア地域が向こう２０年間の国際観光の主役になるのは明らかであり、民主党政府がインバウンド（訪日観光客数）の目標値を２０００万人から３０００万人に増やした以上、カジノＩＲ建設を解禁するのは極めて合理的な政策でしょう。

とそんな訳で「カジノ誘致はどうなったの？」という質問には、国の方では水面下で進めていて、我々もコツコツと準備を進めていますという返答になるでしょうか。

毎年全国の誘致団体がカジノサミットを持ち回りでやっており、徳島市、愛知県常滑市と続いてきたのですが、来年は釧路市阿寒湖温泉でやりたいという話を進めています。
その他政治日程を睨みながら誘致の準備活動を進めています。

これは言ってみれば街づくり、地域づくりの活動なのですが、議論や物事を進めるには経営や販促活動と全く同じように相手（ターゲット）にやりたいことを伝えなければならないのです。

ターゲットは国や道になります。

豊かな自然観光資源に加えてカジノＩＲを呼び水にして、今後２０年間で激増するアジアのインバウンドを取り込み、地域ＧＤＰを増加に転じる起点にしたい。それを釧路市阿寒湖地域に設置して東北海道全体のインバウンドを飛躍的に高めたい。観光をこの地域の基幹産業にしたい。

だから阿寒湖温泉地区にカジノＩＲ誘致をしたい、と明確に北海道知事に申し出るのです。で、北海道知事は北海道に是非カジノＩＲを誘致したい。候補地は釧路市阿寒湖温泉としたいと思います。と国に申し出るのです。

最初に国内２箇所設置が法案の骨子に書かれています。沖縄、北海道は最有力候補と言われていますが、この北海道の動きの鈍さは何でしょうか？（大阪府橋元知事や神奈川県松沢知事はカジノＩＲ誘致を知事自ら公言、沖縄県仲井眞知事は知事公約に入れています）

いまどき国が候補地を頼まれもしないのに選定して、天から金が降って来るような話はありえないでしょう。やりたかったら「やりたい」と伝えるしかありません。

とそんなことを中心に議論をしたら、大変盛り上がって、本音での地域づくりの議論になりました。

地域づくりもブレーンストーミングが大事ですね。話は釧路市の中心市街地である北大通りの再生についても及び、色々考えさせられる事が多かったです。

こういった話から行動を起こすしか地域を変える方法はないと思いました。

蛇足ですが、いつも阿寒湖に泊まると感じるんですが快眠できるんですねこれが。

深い森と湖の中に居るからでしょうか。ここだけ別な空気が流れていますね。

北海道釧路市の中小企業診断士＆ＩＴコーディネーター。エクスマ手法でお客さん企業の売上アップを日々指導。沖縄好きで三線唄者「シーサー君」としてピン芸人もやっています。「シーサー君ブログ」で手書き絵ブログを一日一絵一文を更新中！

真冬の沖縄ナイトに出演します！

年に一度の沖縄が釧路にやってきた。