医療ツーリズム

月例の中村義彦政経セミナー、今回のテーマは

「医療ツーリズムの現状について」と題して道内で唯一事業化に取り組んでいる

メディカルツーリズム北海道㈱　代表取締役の坂上勝也氏の講演でした。

いつものメンバー以外に医療関係者や市議会議員、ＨＢＣテレビや北海道新聞などメディアも取材に来ました。

医療ツーリズムは北海道観光の起爆剤として注目を集めています。

特に海外からのインバウンド（国際観光客）の呼び込みとして期待されているのです。

既にビジネスとして始めている坂上氏の話は大変具体的で可能性や課題などが大変分かりやすく理解できました。

現在中国の富裕層を対象に仕掛けているのですが、日本はこの分野で完全に出遅れており、スイス、シンガポール、エジプト、韓国などへの医療ツーリズムがポピュラーになっている。

中国本土では検診センターの設立ラッシュで、何故わざわざ日本で検診や医療を受けるのか理由がないとの事です。

よって医療を前面に押し出しては反応が鈍い、むしろ観光を前面に押し出した方が良い。その面で北海道は中国人が憧れを持っているので最適地であるとの事。

一方、課題としては、情報の開示や伝達、インフォームドコンセントなど実務面での課題が大きい、通訳など言葉の壁もあり、事故やトラブル対策が必要。

受け入れ側の日本医療については医師会が基本的に反対している。釧路でもＰＥＴなど高度検査機械を持つ孝仁会でも地元患者で手いっぱいで札幌地区とは受け入れ能力面で差がある。

民間を自治体や観光協会が後押しして一体となって呼び込みをしないとだめ。

同社としても中国人に人気のある東北海道でビジネスを現実に進めたいとの事で是非協力をして欲しいとの事。

海外からのインバウンドの取り込みは東北海道にとっても大きな課題ですね。

できる事からビジネスを一歩一歩現実化すればよいと思います。

自治体と観光協会も巻き込んでやる必要があります。

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乗山徹

代表取締役 ： ファーストコンサルティング株式会社

北海道釧路市の中小企業診断士＆ＩＴコーディネーター。エクスマ手法でお客さん企業の売上アップを日々指導。沖縄好きで三線唄者「シーサー君」としてピン芸人もやっています。「シーサー君ブログ」で手書き絵ブログを一日一絵一文を更新中！

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