選ばれる理由

衆議院選挙は全く予想通りで自民の圧勝、民主の惨敗、今ひとつ予測できなかった第三極の維新の会が今ひとつ伸び悩みという結果になりました。機能しない政治を早く脱却しないと奈落の底にこのまま日本は落ちてしまうという恐怖感に駆られる今日この頃です。全く政治には期待していないというより腹立たしく思っている僕ですがそれでも一票投じてきました。

さて政治の話はさておき、またまた葬儀ネタでひっぱりますが何故あの葬儀屋さんを選んだろうって話を。
実は父が入院するまえかなり朦朧としていたのですが、まだ意識がしっかりしているうちにお金関係の所在を兄と一緒に何とかつきとめました。その中に葬儀社の互助会の会員券があったのです。これは実際、葬儀の際に色々お金や道具の補助がつくというもので、これは使わなきゃせっかく入っている意味が無いという話になり、じゃこの葬儀屋さんで決まりだねとなりました。（不謹慎と思うかもしれませんが、家族としては対応しておかないとならないものなのです）
多分、この互助会に入ってなかったら、知り合いの別の葬儀屋さんに頼んでいたと思います。

どんな購買でも選ばれる理由があると思うんですが、葬儀の場合はお客さんにこの互助会に入会させた時点で勝負が決まってしまう。相当前に入会していても家族の誰かが覚えていて「あの葬儀社の互助会サービス使えるはずだよ」となるわけです。一つの葬儀で数百万円単位のお金が動き、その後の法要などの売上もついて来るわけですが、商談はお客さんが生前の元気で健康な内が勝負なんですね。
法要についてはホテルや飲食店も最近サービス展開しているところも多いのですが、葬儀社は葬儀社でお客さんのデータをがっちり持って囲い込みをやっているのです。その中で選ばれるには「選ばれる理由」づくりをしてお客さんにアピールしないといけませんね。

「死」にまつわる産業ってあまり目立たないけどとても勉強になる事が多いです。

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乗山徹

代表取締役 ： ファーストコンサルティング株式会社

北海道釧路市の中小企業診断士＆ＩＴコーディネーター。エクスマ手法でお客さん企業の売上アップを日々指導。沖縄好きで三線唄者「シーサー君」としてピン芸人もやっています。「シーサー君ブログ」で手書き絵ブログを一日一絵一文を更新中！

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